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アラコー通信

「改めて高齢者に聴きました。通信」
➡︎通称:アラコー通信

高齢者に昔のことを聴いて、「へぇ〜〜!」ってなったことありますよね?

それをじ〜っくり、じ〜っくり聴き貯めしていき、残していきます。

そんな、なんてことないお話をお伝えします。

202018.11

ネオン街での生き抜き方

だいぶとサボってました笑またちょくちょく更新しますね。先日、ある女性が入居されました。その方はある病気のため、右脚を動かすと強い痛みを訴えられるんです。現場の介護職員も当然分かった上でケアされていますが、それでもかなり痛むようです。で、その方の特徴としては、、、口が悪いんです、ほんと笑しかもなかなか強い語気で笑ここで文章にするのがはばかれるぐらい笑そこで僕は...
262018.08

それ自体は立派な嗜好品

久しぶりですねー。今回の主人公は「こぢんまり」という言葉が似合うおばあさんです。なぜかと言うと、声はホロホロ。動きはソロソロ。食事はホソボソ。だからです。とにかく、いい意味でこぢんまりしてて、僕が大好きなおばあさんです。そのおばあさんは小豆島の出身だそう。かつて、小豆島ではタバコの生産が盛んだったらしく、その方のご両親も栽培されていたそうです。タバコの種は本...
042018.08

【スキマ】アイメッセージ

今回は、「高齢者と話す」に限定したことではないですが、僕が意識している点をお伝えします。..先日のことです。勤めている施設で、あるおばあさんの手を取って歩いていた時です。その方は、だんだんと歩行が不安定になってきているんです。ゆっくり、ゆっくりとその方のペースを保ちながら付き添って歩いていると、「辛気臭いやろ、私の動き」と仰ったんです。僕は、その言葉に対して...
252018.07

石炭屋の娘

長生きしたら悪いことはできまへんわ〜。が合言葉のようなおばあさんに、今回は話を聴かせて頂きました。96歳です。すご。その方は大阪市西区にある九条という町の生まれ。九条には大阪湾に続く、安治川(あじかわ)という川があります。1930年頃のこの辺り一帯は石炭を積んだ船がよく運航していたそうです。当時は、石炭が主流だったので。そのおばあさんのお父さんは、まさに、石...
062018.07

若き捌き人、大阪は日本橋にあり!

最近は雨の日が続きますね。じめっとして、なんか嫌ですよね。昨日は、そんな1日も跳ね返すぐらい痛快なおじいさんと話をしました。出身は徳島(ほんまに徳島県出身者の登場率高いです。笑)、そして青年時代以降はずっと大阪に住んでいたんだそう。というのも、中学を卒業してすぐに「1人で生活したい!」と思い立ち、単身大阪へ来られたみたいで。そこから、知識・経験も一切ない状態...
262018.06

迷彩がよくお似合いで

今回は、23歳からの4年間、自衛隊に在籍されていたおじいさんから話を聴くことができました。その方が駐屯していたのは、兵庫県伊丹。伊丹には、2つの駐屯地があるそう。述べ、1800人の自衛隊員がいたそうです。訓練のことも聴きました。50kgの土のうを背負って50mダッシュ。規定タイムより遅ければペナルティがあるとか。笑あと、射撃訓練もあるようですが、300m離れ...
112018.06

【スキマ】何度でも新鮮な気持ちで

僕は高齢者施設で、生活相談員として勤めています。なので、高齢者の方と話す機会は同世代の中でも多い方だと思います。最近でこそ浸透していますが、認知症を発症している方もたくさんいます。「大切な記憶が抜けてしまう」なんとも厄介なやつです。そのため、何を話したかということを記憶できないんです。会話をしていると、「この話何回目やろ。」と思うことも珍しくはないです。でも...
032018.06

翌朝に

悲しい話です。戦争の。あるおばあさんは9人兄妹の末っ子として生まれました。10代半ばにもなると、お兄さんたちは日本軍による召集令状(いわゆる赤紙)によって戦争へ駆り出されることに。2度と帰ってこないかもしれない家族を見送る。こんなに辛いことはないです。数ヶ月後の1945年のある夜。おばあさんが床に入っていると、家の仏壇に白い煙のようなものが入っていくのが見え...
272018.05

ガンコさん

久しぶりに、ザ・ガンコなおじいさんに出会いました笑その方は長年、中学校の教師をされてきたそう。多くの生徒を見送り、定年退職して20年経った今でも「教えたい!」という気持ちが溢れてくるんだとか。長くは話せていないんですが、その方の言葉の中でとても印象に残っている部分があります。学校教育で終わりじゃない、そこからが本当の勉強。まさに社会人なりたての自分には、その...
192018.05

【スキマ】想像していますか?

前回の【スキマ】では、「出生地をきく」という切り口から会話が広がると言いました。僕はこの時、ただ話を聴いているだけではありません。しっかりと内容を想像することを心掛けています。もちろん、おじいさんやおばあさんが語っていることを目で見ることは出来ませんが、持ち得る想像力をフル活用して、情景を思い浮かべます。そうすると、なんとなく僕もその場面を見たような気持ちに...
132018.05

ステキの一言

僕は、ステキな日々の過ごし方を教わりました。あるおばあさんは、出会った人の名前を用いて、その人が持ち合わせる「豊かさ」や「温かさ」を短文にまとめて贈る、ということを長年されているそう。僕はききました。「なんでそんなことをしてるんですか?」そうすると、おばあさんはニッコリ笑って「ひまやからや。せやけど、おもしろいよぉ〜。」と言いました。ひまを楽しむことができる...
092018.05

忙しい花火大会

羽ノ浦(はのうら)という地名を聞いたことはあるでしょうか。元気ハツラツなおばあさんはその街で生まれました。その街を通る川では、夏になると花火大会があるんだそう。しかもその方の家は、川の土手近くにあったため、毎年目の前で見ていたんですって。そして、そこから北へ行ったところに、赤石という場所があるんですが、そこでも花火大会があるんですって。しかも同時に。うるさそ...

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