石炭屋の娘

長生きしたら悪いことはできまへんわ〜。
が合言葉のようなおばあさんに、今回は話を聴かせて頂きました。
96歳です。すご。

その方は大阪市西区にある九条という町の生まれ。
九条には大阪湾に続く、安治川(あじかわ)という川があります。
1930年頃のこの辺り一帯は石炭を積んだ船がよく運航していたそうです。
当時は、石炭が主流だったので。


そのおばあさんのお父さんは、まさに、石炭を製炭屋に運ぶことを仕事にされていました。
船で川を進み、船着場に到着、製炭屋までは荷馬車で運んでいたらしく、おばあさんも当時幼いながら、記憶に残っているエピソードを話してくれました。

製炭屋までの道中に、きんつば屋さんがあったそうなんです。ある日、お父さんが休憩がてらきんつばを買って食べたところ、馬にもひとかけらあげたみたいで。
馬はそれで味をしめたのか、その次からきんつば屋さんの前を通ると、食べさせてもらえるまで動かなくなったそうです。
めちゃめちゃ現金なヤツですよね。笑

この他にも、松島新地のことも少し聴かせて頂けたりと、楽しい時間でした!



アラコー通信

「改めて高齢者に聴きました。通信」 ➡︎通称:アラコー通信 高齢者に昔のことを聴いて、「へぇ〜〜!」ってなったことありますよね? それをじ〜っくり、じ〜っくり聴き貯めしていき、残していきます。 そんな、なんてことないお話をお伝えします。

0コメント

  • 1000 / 1000